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サッカー日本代表と世界の壁

2006年ドイツワールドカップは日本サッカーにとってひとつの集大成となるべき大会だった。


中田や中村をはじめとして、小野に代表される1999年のワールドユースで準優勝した"黄金世代"と
国際経験が豊富で世代ごとの世界大会でそれなりの結果を出してきたメンバーがサッカー選手として
ピークを迎える25〜30歳で挑戦するワールドカップであり期待も高かったわけである。


日本サッカーはじまって以来の最高のタレントを要して挑戦した今回のワールドカップだったが、


戦績は1分2敗で得点2、失点は7というものだった。


唯一の引き分けも「勝ち点1を拾った」といういうほうがふさわしい内容のものだった。


日本が敗退した今、あらゆるところで"戦犯探し"が行われている。日本がグループリーグで1勝も
できずに敗退してしまった原因は色々あると思うが、私が日本代表の試合をみて一番びっくりして
しまったのは日本代表が


「あまりに下手糞に見えた」


ということである。ワールドカップがはじまり、色々な国の戦いぶりをみているが、そのなかでも 日本の試合は、他の国が繰り広げるサッカーに比べ、あまりにお粗末な内容だった。


トラップは浮き、ショートパスはまともに足元にも届かず、ダイレクトで2〜3本つなぐという
プレーは、まず見られなかった。ドリブルにいたって審判に突進する始末である。


日本はじまって以来のタレントが揃ったといわれるチームの技術レベルがこの程度だということが
あまりにショックだった。相手うんぬんというより、自分達で勝手にミスをしてピンチを招いている
場面が非常に多く、とにかく基本的なミスが多すぎるのが目に付いてしょうがなかった。


気候的なコンディションも少なからず影響しているのは確かだが、それにしてもである。

日本のサッカー指導者は、今大会の結果を深刻に受け止めるべきであると思う。日本の技術レベル
は世界大会に参加するレベルのものであり、世界で勝ち抜けるものでは到底ない。


内容・結果とともに日本がワーストであったことは間違いないが今回はアジアから出場した4カ国が
すべてグループリーグで敗退してしまった。


この結果から次回のワールドカップはアジア枠が減らされることが大いに考えられ、オーストラリアも
アジア枠に組み込まれることから、日本の置かれる立場はかなり苦しくなるといえる。


若手の台頭がない限り、4年後の2010年はもちろん、8年後の2014年も危ういのではないだろうか。


自慢だったはずの技術のメッキが剥がれたことで日本のサッカーには決定的な課題が突きつけられ
たように思う。問題は山積みで、しかも、かなり重症だ。


「個人で突破できる選手がいない」、「局面を変えられる個人技・ドリブルが必要」といったそんなレベル
を語れるレベルの段階では日本はなかったのだ。


「日本は世界とも互角で戦える」という幻想から目覚めた今、日本のサッカーとそれを取り囲む環境が
今回の教訓をどれだけ身に染みて受け止めたかが、これから試されるはずである。


「勝利への活路は反省することによって生まれる」 BY セルジオ越後


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