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ブラジル〜世界を制す「ジンガ」の謎W杯を唯一5度制覇している国ブラジル。サッカーを知らない人でも「ブラジル=サッカー」「サッカー=ブラジル」という図式が できあがっています。 「組織の欧州、個人技の南米」 こんな言葉を聞いたことがある人もいるかと思います。 ピッチを大きく使い大胆なパス交換をおこない一気にゴールを目指す欧州のサッカーと ドリブルとショートパスを織り交ぜながゴールに向かう南米のサッカー。 いまは昔ほどこのような明確な区分けはありませんが、それでもやはりW杯や各国リーグを 見比べるとこのような違いを発見することができます。 個人技をベースにした南米サッカーのなかでもさらに異質な輝きをみせる「ブラジル」 という国。頂点を極めるブラジル人選手の個人技、ドリブルにはどんな秘密があるのでしょうか? 何かの雑誌で読んだのですが何万枚もの顔写真を集め、それをもとに平均の顔をつくると 例外なくそれは美男美女になるそうなんです。 このことは身体的形質にもいえることではないかと思うんですが、ブラジルは基本的に移民の国で本当に 多くの人種、民族がいます。ポルトガル領だった歴史的背景もあることからヨーロッパ系の人も 数多くいるだろうし、アフリカ、中年米そして日本からも多くの人がブラジルに渡っているわけです。 こうしてごく自然に進んだ人種混交社会、中でもヨーロッパ系ラテン民族とアフロとの人種融合から 生まれた身体的な形質と、ブラジルのもうひとつの代名詞である「サンバ」のリズム、 そしてドリブラー必須の「ジンガ」がブラジルサッカーの秘訣として脈々とサッカー小僧たちに 受け継がれているいわれています。 あなたがドリブラーとして頂点を極めるためには当然世界一のブラジルの個人技から学ぶものは 多いはず。 ブラジル人固有のこの「ジンガ」というもの、辞書的にはよたよた歩くという意味だそうですが、 実際はカポエラというブラジル特有の護身術の敵を幻惑するための足、腰、身体の動きのことを指し、 重心の低さ、上半身の動き、相手の動きを見て逆をとるなど、サッカーに必要な要素が非常に多いのです。 ・カポエラは16世紀前半にブラジルに奴隷として連れてこられたアフリカ人が 支配者からの暴行などから身を守る為に編み出された護身術と言われております。 奴隷たちの格闘技の練習は支配者により禁止されていたので音楽や歌にあわせ、 あたかもダンスをしているかのようにカモフラージュさせる事によって、 圧力を受ける事無く後世に残し、現在に伝えられてきました。 ブラジル人の超絶技巧・魔法のステップ「ジンガ」とサンバのリズム 残念ながら日本においてこの2つの動きを身につけるのはほぼ不可能でしょう。 リオのカー二バルのおねーちゃんたちのあの腰の動き!! いまから練習してもできません。カズダンスとは雲泥の違いです(笑) いまから必死に練習してもどうにもならないのです。 日本人がサンバを踊ってもマツケンサンバみたいになっちゃいます! ブラジルの文化はまさに「サンバのリズム」なので、ブラジルではこういった動きが小さい頃から 自然と身に付きますが、(日本人が箸を使うくらいの感覚??) 日本では幼いころから身に付けようとしない限り身に付かないでしょう。 「ジンガ」が身に付いているブラジル人はボールに触れることなく相手を抜くのに非常にたけています。 それはボールが来る前に相手の動きをよく見ており、上半身の動きだけで相手を欺く事ができるからです。 彼等は意識してやっているのではなく、体が感覚を覚えているのでしょう。 この「ジンガ」を究極のレベルまで極めたのがガリンシャだといわれています。 決してボールコントロールだけが優れているというだけではないのです。 ブラジルサッカーにかかせない「ジンガ」と呼ばれる重心を落とし、上半身を低い姿勢で 左右に揺さぶる動き。 この「ジンガ」こそがブラジルサッカーの最も特徴的な動きでもあり、あのしなやかな動きを 可能にしています。 フェイントは足だけで行うものではなく全身で行う事により、より効果を発揮するのはご承知のとおり。 自由自在のボールコントロール(←これは練習でなんとかなるかな?)、サンバのリズム感、 そしてカポエラのジンガ。これらの動きを全て兼ね備えているのがブラジルサッカーの真髄であり、 文化でもあります。 →ドリブル★マニアTOPにもどる |