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ガリンシャ

『伝説のドリブラー』この言葉はまさにガリンシャにこそふさわしい。

ブラジル人が愛して止まないその「よろめくフェイント」で世界を制した伝説の人である。

知的障害の相がみられたとか、3までしか数えることができなかったとか、

ワールドカップでスウェーデンにいった際、買ったラジオから
スウェーデン語しか流れないことに外国語がわからないのに俺はバカだ」と
叩き壊したなど(笑)

ガリンシャには伝説の人らしくいくつものエピソードがある。

ガリンシャの身体は6歳のころに患った小児マヒせいで両足はひどくねじまがり、
左足は右足より3センチ短く背骨は湾曲していたという。

しかしこの曲がった足こそが神が彼に与えた魔法のタクトであったのだ。


右サイドのライン際−ここがガリンシャの独壇場である。


ボールがきたらそこに立ち尽くしたまま相手マーカーが目の前に
やってくるまで微動だにしない。

相手をかわすやりかたはいつも同じ。

左へ大きくよろめき、右に鋭く抜け出す。たったこれだけである。
相手も当然わかっているのに

間合いのとりかた、タイミングの外しかた、右へ抜け出すスピードが
べらぼうに速い!ためついていけないのだ。

足元のボールには一切触れずに右へ左へまた右へダンスを踊りつづけると
相手は目をまわし、尻もちをついた。

肩をゆらしただけで相手が吹っ飛んだとも…(ほんまかい!!)


「ボールを持ったガリンシャが、相手DFと正対する。 その後方には、カバーに入ったDFもガリンシャのドリブルを警戒する。 細かくフェイントをかけるガリンシャが、ボールに触れずに大きく右足を踏み込んで 前に出た瞬間、マークしていた二人のDFは、その方向に大きく傾く。 マーカーの動きを見たガリンシャは、ゆっくりと歩いて、ボールの所に戻ってくる」
              ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
             これは本当!!ビデオで観ました!!

「GKまで抜いておきながらわざわざもう一度戻って
 DF陣ごと再び抜き去ってゴールした」

一度相手を抜き去っても、わざとボ−ルを止めて相手が追いつくのを待ち、もう一度
相手を抜くことはざらだったという。

その他にもシュートを打たずに何度も相手ディフェンスとキーパーをかわしつづけたので
警告を受けたなどガリンシャにまつわる伝説はあまりに多く、そして笑える。

日本ではほとんどといっていいほどガリンシャの映像をみることができない。
わたしもわずかに一度だけ観ただけである。


ガリンシャがどれほどの選手だったのか?

プレーを観る人にどれほどの衝撃を与えたのかは62年のチリワールドカップの際
地元紙のエル・メルクリオ紙に掲載された見出しが雄弁に物語っている。

「いったい彼はどの惑星から来たのか?」―エル・メルクリオ紙―


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