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利き足とは逆のサイドに選手を配置するという戦術新しい戦術が世界にお披露目されるという意味もあった過去のワールドカップですが、最近は それほど革新的な戦術が登場するということは少なくなっています。 2006年のワールドカップにおいて新しいサッカーの可能性を感じたのはアルゼンチンですが、それと もうひとつ気になったのは、3トップを配置する戦術の復権です。 ただ、現在トレンドになりつつある3トップと過去の3トップではかなりの違いがあります。。 その昔、全盛を極めた3トップはまさしく攻めることだけを仕事とする両サイドのウイングと、ウイング からのボールをゴールに叩き込むストライカーを配置したものでした。 現在の3トップは、システムでいうと、「4-2-3-1」か、それに近い形の「4−3−3」であり、3人の FWを並べるというよりは、1人のトップにプラスして左右にウイングを配置するというシステムです。 この新しい3トップのシステムは、フランス、韓国、ポルトガル、オランダ、そしてメンバー次第で、 たまにイタリアも採用していましたが、それぞれのチームの両ウイングがどのようなポジショニングを するのか、攻撃的にいくのか、守備的にいくのか、によって、3トップの攻撃的なサッカーを 展開するのか、中盤5人の守備的なサッカーをするかに大きく分かれるわけです。 また、ウイングの最近のトレンドとして、「両サイドの人間を利き足とは逆のサイドに配置する」 というものがあります。 サッカーでは一般的に、広い視野を確保することやゴール前のクロスの精度を考えると、左サイドには 左利きを、そして右サイドには右利きを置くのがセオリーだといわれていますが、あえて効き足とは 逆のサイドを担当させるケースが目立ってきています。 この両サイドの人間を利き足とは逆のサイドに配置する戦術は、古くはクライフ率いるドリームチーム が左サイドに右利きのラウドルップ、右サイドに左利きのストイチコフを配置していたことで有名です。 (現在のバルセロナもロナウジーニョ、メッシの両サイドは効き足とは逆のサイドを担当しています。) ただ、この「利き足とは逆のサイド」に選手を配置することはうまくいかないことも多く、イングランドでは 珍しいドリブラータイプの選手、マクマナマンが代表の試合で左サイドを担当していた当時はボールを 持つとすぐになかにドリブルで切れ込むプレーを見せていたので、テレビの解説者に 「中央に寄りがちで左サイドのスペースがうまく使えていない」と酷評されていたのを覚えています。 利き足とは逆のサイドを担当する場合、縦に抜けてもゴールへのクロスボールの精度が落ちる、 またクロスを上げるのに利き足に持ちかえるなどワンタッチ増える分、攻撃が遅くなり、チャンスが 生かせなかったり、結局フォローに来た選手にボールを下げたりすることになりがちで、縦に 突破されても、それほど恐くないというのがあります。 しかし、利き足とは逆のサイドにいることの利点は、そこから中央に切り込んでいったとき、コースが 見えればそのまま利き足でシュートを打てるという利点があります。 実際、今回のワールドカップではサイドから内に切れ込んでのゴールがいくつかありました。 シュートを狙うために利き足とは逆のサイドに選手を配置するのはフットサルの世界では、ごく普通の ことであり、それはサツカーに比べてフットサルの場合、内に切れ込んでからのシュートが圧倒的に 多く、内に切れ込むことで角度も広がりシュートコースも増えるからという理由とクロスボールが、 サッカーほど重要視されないからという理由があります。 シュートというフィニッシュを念頭においた、この「利き足とは逆のサイド」にいるウイングの もうひとつの特徴はポジションを目まぐるしく変化させていくということです。 試合が進行や状況に応じて、利き足と同じサイドにポジションを変えたり、また逆サイドに戻ったり することで攻撃にからむ自分のポジションを絶えず変化させて、相手ディフェンスの混乱を誘う という効果が期待できるわけです。 メリット、デメリットが多く存在するこの「利き足とは逆のサイドに配置するウイング」ですが、 果たしてこれからのサッカーの戦術の主流となることができるか注目されるところです。 オランダの右サイドを任されていた男 ロビン・ファン・ペルシのキレたプレー ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ファン・ペルシ動画はこちらです。 →ドリブル★マニアTOPにもどる |